“ヒアルロン酸の特徴は、その保水力にあります。
ヒアルロン酸は、この保水能力により、私たちの様々な器官や部位が、正しく働くために欠かせない大切なものとなっています。その保水力を活用している一つに美容整形があります。皮膚は、表面から表皮・真皮・皮下細胞の順に構成されていますが、ヒアルロン酸は特に真皮に多く含まれているので、加齢によって真皮でのヒアルロン酸が減少すると、肌の水分が十分に保てず、しわ、たるみ、乾燥肌の原因になります。美容整形で、肌のしわ、たるみに対してヒアルロン酸注射・注入が使用されるのはこのためです。
また、関節などの水分の多い部位にもヒアルロン酸は存在します、膝の関節は、なめらかな動きをするために、周囲にある軟骨に弾力があることや、クッションとしての機能が必要ですが、年齢とともに軟骨が擦り減って、滑液の粘性がなくなると動かなくなったり、痛んだりするようになります。そのため、関節痛の治療には、20年ほど前から高分子ヒアルロン酸の局所注射がされるようになっています。ヒアルロン酸注射が効くことで、擦り減った軟骨が修復され、粘りのある滑液になることが明らかにされています。
また、目薬には、ヒアルロン酸の仲間のコンドロイチン硫酸が含まれているものがあります。コンドロイチン硫酸の原料は、主に鮫の軟骨で、目の水晶体の成分になりますし、コンドロイチン硫酸は角膜に涙を保ち、目の表面を守る役割があります。ヒアルロン酸は牛の眼球から発見されたこともあり、眼とは深い関係を持つ物質です。
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